ロック・イン・ジャパン・フェス安全地帯、妖しい魅力放つ

2013/8/14

音楽レビュー

国内最大規模の邦楽フェス、ロック・イン・ジャパン・フェスティバルは今年で14回目を数え、過去最高ののべ約17万7千人が訪れた。ベテランから若手、アイドルからヒップホップグループまで158人・組のアーティストが参加し、多様な音楽を示した3日間だった。

貫禄十分のステージを見せた安全地帯=写真 中嶌 英雄

ベテラン組の筆頭は初出場の安全地帯だろう。「半端そうにYes」「じれったい」など新旧の楽曲を演奏。ボーカリストの玉置浩二がしっとりとした歌声で老若男女を魅了していく。泣き叫ぶようなシャウトが妖しい魅力を放ち、ささやくような声が甘い色気を宿す。わずか5曲と短かったのは残念だが、すごみのあるステージを見せた。

2日目、メーンステージのトリを務めたBUMP OF CHICKENは5年ぶりの出演で、新曲「虹を待つ人」を初披露。軽快なリズムに、爽やかなメロディーが夜のフィールドに響き渡った。

例年に比べて目立っていたのがアイドル勢だ。ヘビーメタルを取り入れたBABYMETAL、ひきこもりやいじめを歌うでんぱ組.inc、キレのあるダンスを見せた9nineなど個性も音楽性もばらばらなグループが多数登場。ジャンルを隔てる境界線が薄らぎ、様々な要素が拡散、混交する現在の音楽シーンを表していた。

でんぱ組.incなどアイドル勢が目立った=写真 中嶌 英雄
2度目の世界ツアーを終え、快進撃が止まらないPerfumeが大トリを飾った

その究極がメーンステージの大トリを飾ったPerfumeだろう。スピーディーで高度なダンス、耳に残るフレーズがちりばめられたテクノポップ。レーザー光線が夜空を照らし、熱気は収まらない。2度目の世界ツアーを終えたばかりの、彼女たちの勢いをそのまま映すようなパフォーマンスだった。2~4日、ひたち海浜公園。

(文化部 関優子)

注目記事