2013/7/17

学んでお得

六本木ライブラリーは落ち着いた雰囲気でカフェも併設する(東京都港区)

東京都港区にある複合施設の六本木ヒルズ。高層ビルの一角に会員制図書館「六本木ライブラリー」がある。入会金1万500円、月会費9450円とやや高めだが、約3000人の会員がいる。

開館は朝7時から深夜0時まで。眺望抜群のカフェでは軽食やアルコールを楽しみながら読書や仕事をすることもできる。新刊中心に1万2000冊の蔵書があるが長期保存しないため、貸し出しはしない。重点を置くのは会員同士のネットワークや情報交換だ。週1回程度、ビジネスを中心にした講演会を開く。

運営する森ビルでは「会員の約85%がビジネスパーソン。キャリアアップや資格試験の勉強に利用する人が多い」(ライブラリー事務局)と説明する。今月からアークヒルズ(東京都港区)にも同様のライブラリーを開業した。

図書館では雑誌を主体とした大宅壮一文庫(東京都世田谷区)も有名だ。会員制度があり、4月に個人会員の年会費を1万円から5000円に値下げした。併せて学生会員(2000円)も新設。会員になれば入館が無料になり、図書の閲覧冊数も増える。

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会員制度を設ける施設はほかにもある。歌舞伎や文楽など伝統芸能が好きという都内の主婦、鈴木愛子さん(仮名、61)は国立劇場(東京都千代田区)の「あぜくら会」(入会金2000円、年会費2000円)の会員だ。チケットの先行申し込みや割引のほか「トークショーなど会員限定のイベントに年2~3回参加している。雅楽や浄瑠璃の第一線で活躍する人を招くので満足度が高い」と鈴木さんは話す。

お気に入りの施設があれば、パスポートや会員組織があるか問い合わせるといいだろう。そのうえで自分が通える頻度や特典の種類、会費などを比べて入会を検討したい。

(土井誠司)

[日経プラスワン2013年7月13日付]

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