博物館や美術館、有料パスでお得に知的探求

2013/7/17

学んでお得

いよいよ夏本番。行楽もいいが、この時期に学習して知識欲や興味を満たしたい人もいるだろう。その際は気に入った施設の年間有料会員になるのはどうか。数回通えば元が取れ、買い物や食事の割引といった特典が付く場合もある。博物館や美術館、図書館について調べてみた。

東京・上野の国立科学博物館。400万点以上の収蔵資料を誇る国内で最も歴史ある博物館のひとつだ。子どもの頃から科学好きというイベント企画会社勤務の安西英治さん(仮名、45)は、同館の「リピーターズパス」の会員を10年近く続けている。

パスは年会費1000円で、何度でも入館可能。常設展の料金は600円だから2回で元は取れる。ミュージアムショップの商品10%引き、館内レストランの飲食5%引きといった特典もある。「最近の科学の流行が分かり、何度行っても新しい発見がある」と安西さん。時間を見つけて月1回は通うという。

リピーターズパスの会員数は2012年度で約1万5700人。このほか年会費4000円の「友の会」もある。常設展に加え、年に数回開く特別展も各展1回まで無料だ。会員数は約5400人に上るという。

パスポートや友の会といった有料の会員組織を持つ博物館、美術館は多い。会費や特典も様々だ。東京国立博物館では年会費1万円の友の会に1500人強、4000円のパスポートには1万6000人以上の会員がいる。

どちらの会員になっても東京だけでなく京都、奈良、九州の国立博物館3館の平常展が無料。友の会は特別展の観覧券12枚を受け取ることができ、館内ショップや飲食の割引もある。

昨年10月に友の会の会費を値下げしたのは、大阪にある国立国際美術館。個人の一般会員をそれまでの年間5000円から3000円に引き下げた。会員になれば同館に加え、京都国立近代美術館など3つの国立美術館の常設展が無料になる。京都国立博物館など関西の3国立博物館の観覧も割引になる。

宮城県美術館の協力会は年度会費1万円(翌年3月まで)だが、10月以降入会の場合は半額になる。