泥棒目線で我が家を見ると 防犯チェックリスト

夏になると風通しや節電を考えて、窓や玄関を開け放して過ごすことも多くなる。夏休みには、家族旅行で留守にすることもあるだろう。窃盗犯にとっては泥棒に入りやすい時期。自分の家が犯罪者に狙われやすいかどうか、改めて点検したい。点検と改善のポイントを専門家に聞いた。

侵入窃盗は、昼間留守の家を狙って泥棒に入る「空き巣」、住人が食事などをしているすきに誰もいない部屋に入る「居空き」、夜間寝静まった家に侵入する「忍込み」という3つの手口がある。

最も多いのは空き巣の被害だ。窃盗犯はスーツ姿など街に溶け込む格好で歩き、門から堂々と敷地内に入って呼び鈴を押し、留守を確認してから侵入するケースが多い。

侵入する家を決めるために、下見もする。見ているのは「その家に金品があるか」よりも「侵入しやすいか」「逃げやすいか」という点。自宅をチェックするときも「そうした泥棒目線で見ると、弱点が浮かび上がる」。ミサワホーム総合研究所の主幹研究員で総合防犯設備士の相川隆さんは、こう助言する。

窃盗犯は人目につかない場所にある玄関、窓から侵入することが多い。まずは玄関、裏口、窓の状況をチェックしよう。高いブロック塀や生け垣は通行人や隣家からの視線を遮る半面、なかの様子をわかりにくくする。開口部があれば余計に侵入しやすい。

足場の有無も確認しよう。「裏庭に無造作に立てかけたはしご、軒下に積み上げた古い家具なども足がかりになる」と、綜合警備保障(ALSOK)の武内陽子さんは注意を促す。

敷地内への侵入経路については「門扉やカーポートに扉を設けていない、あっても開けっ放しの家は侵入しやすい」(相川さん)。「住宅密集地では隣家のカーポートの屋根などを伝ってくることもある」(武内さん)

さらに近隣の環境にも目を配りたい。隣近所の交流は活発か、昼夜を問わず人の目はあるか、地域の防犯意識が高いのか、などもチェックポイント。「ごみ出しのルールが守られているかどうかで、窃盗犯は地域住民の連帯感を判断している」(武内さん)