果物の新しい味、次々と 「ハイブリッドフルーツ」コトバ百貨店

2013/7/3

朝・夕刊の「W」

日本で「ハイブリッド」なる言葉を有名にしたのはハイブリッド車。そのため何やらハイパーな響きがあるが、実はこの言葉、そもそもイノシシ+ブタの「イノブタ」を意味するラテン語が語源とか。最近は「ハイブリッド下着」やら「ハイブリッド犬用おやつ」やら、やたら庶民的な商品にも使われるハイブリッドだけど、まあ、これも間違いじゃないってことで。

と、ハイブリッド豆知識を披露したところで、今週のお品物はこちら、「ハイブリッドフルーツ」だ。イイトコ取りのため違うフルーツを交雑したり、品種改良したりした果物をいう。たとえばプラムとアプリコットの「プルオット」とか、モモとネクタリンの「ピーチリン」など、海外ではすでに定番になっているものもある。

日本でもバナナの新しい品種で、リンゴの風味がする「バナップル」が商品化されている。売っているスーパーを探して食べてみると、ほんとにリンゴの味がする、さっぱり系のバナナだった。

ほかにも「ハイブリッド野菜」とか、餌に農作物を混ぜて育てた「ハイブリッド魚」とかハイブリッドが花盛り。じゃあ、年とともにおじさん化するハイブリッド女子にも脚光お願い。

(ライター 福光 恵)

[日経プラスワン2013年6月29日付]