大衆薬と処方薬、どう違う?

イチ子お姉さん 薬局やドラッグストアで買える大衆薬(たいしゅうやく)が、インターネットでも買えるようになるそうよ。薬が家に届くのは便利よね。
からすけ 大衆薬ってどういう薬のことをいうの? 病院に行ってもらう薬とは、効(き)き目とか成分とか、何か違(ちが)うとろがあるのかなあ。

副作用の強さで制限

イチ子 副作用(ふくさよう)っていう言葉は知ってる?

からすけ 聞いたことはあるけど……。

イチ子 例えば、熱を下げる薬を飲んだときに、眠(ねむ)くなってしまったり、胃が痛くなったりすることがあるわ。このとき、熱を下げる役割は薬の「効き目」だけど、好ましくない体の反応が出てしまうことを「副作用」というの。この場合は、眠くなったり胃が痛くなったりするのが副作用ね。

からすけ 期待していない働きだから「副」という字がつくんだね。

イチ子 そう。実は薬の分類(ぶんるい)をするときに、この効き目や副作用が大きな違いになるのよ。

からすけ どんなふうに違うの?

イチ子 薬は大きく分けて、お医者さんの診断(しんだん)をもとに出される「処方薬(しょほうやく)」と、薬局やドラッグストアで自分で買える「大衆薬」とに分かれるわ。お医者さんが出す処方薬はふつう、病気などに効く成分を多く含んでいて、効き目が強いの。だけど効き目が強い分、副作用が現れる危険性が高いといわれているわ。この危険性のことを副作用の「リスク」というのよ。

からすけ だから処方薬は、お医者さんがどの薬を飲んだらいいかをよく考えて決めてくれるんだ。

イチ子 お医者さんは患者(かんじゃ)さんの体の調子をチェックしてから「この種類の薬をこの量だけ出しましょう」と決めて、薬の情報を書いた「処方せん」という紙をつくってくれる。それを、薬剤師(やくざいし)という国の資格を持った人がいる専門の薬局や病院の窓口で渡すと薬が受け取れるわ。

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