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「臭わない」部屋干し術 40通りで徹底比較 最強は「除湿+扇風機」

2013/6/28 日本経済新聞 プラスワン

実験では5年以上使っている厚手のバスタオルなどを使った。約80平方センチメートルの布きれに切り分け、洗濯法や乾燥法を変えてみる。

全部で40通りの方法を試すことにした。まず洗い方は(1)普通の洗剤のみ(2)洗剤と漂白剤(3)洗剤とすすぎ時に酢(4)洗剤とすすぎ時にラベンダー精油を入れる――との4つの方法を試す。

殺菌効果があるとされる酢は水30リットルに対し大さじ2杯。毎田さんは「入れすぎると洗濯機の故障の原因にもなるので、一般的に効果があるといわれる量」と話す。精油は水30リットルに2~3滴。日本アロマ環境協会の蓼沼愛奈さんは「ラベンダーは抗菌効果を認められる実験結果もある」という。

4通りの洗い方で洗った布きれを、10通りの方法で干した。間隔をあけない状態で8通りの干し方を実験。参考までに、間隔をあけて干したほか、日光干しもした。扇風機は風を下からと横から当てて、それぞれ試した。

足かけ4日、布きれをせっせと洗って干すのを繰り返した。室温は26~28度で、湿度は60~70%程度。エアコンで除湿すると室温は25度、湿度は50%になった。エアコンなどの機器に頼らず閉め切った室内にいると、汗がまとわりつき何とも息苦しい。無風の悪条件では厚手のタオルが乾くまで約8時間もかかった。

■無風はぞうきん臭 アロマは一定効果

布きれを乾かした後に袋に入れて密封し、後日、臭いをかいで検証した。臭気判定士で臭いをかぎ分けるプロである、花王の香料開発研究所の石田浩彦さんに協力してもらった。

検証時、石田さんは水の入った霧吹きを布きれに吹きかけた。「湿らせると繊維に残る臭いが浮き出てくる」という。衣類は着ると汗などで湿るので、より実態に近い状態で臭いを比較できる。洗濯・乾燥法は伏せて、2人でタオルの臭いだけに集中し「強」「中」「弱」の3つのグループに振り分けた。

自宅で乾かした直後に記者が布きれをかいでみると、最も悪条件の無風状態で干したものも、思ったよりも臭わなかった。エアコンや扇風機を使って干したものより、やや臭う程度。酢や精油を入れたものも、臭いは少なかった。

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