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就寝時間にも注意 夏のぐっすり睡眠3カ条 環境・寝具・体の状態を快適に

2013/6/18 日本経済新聞 朝刊

じめじめと蒸し暑く寝苦しい季節がやってきた。快眠につながるグッズもいろいろ売られているが、日ごろの習慣を少し変えたり、寝具の選び方を工夫したりするだけでも効果が期待できると専門家は指摘する。

■エアコンで26~28℃に

よい睡眠を得るための主な条件は環境、寝具、体の状態の3つだ。特に重要なのが布団をかぶった中の空気の状態で、「寝床内気候」などと呼ばれる。西川産業日本睡眠科学研究所の酒井理子さんは「セ氏32~34度、湿度45~55%が最適とされている」と話す。

快適な寝床内気候を作り出すには、エアコンを上手に使おう。部屋の温度は26~28度が目安だ。エアコンが苦手な人も、体に直接風があたらないようにして使い、湿度を約50%に下げるだけでも寝苦しさが随分解消される。

また、眠りには周囲の音や光、香りなども影響する。特に気をつけたいのは光で、目に光源が直接入ると眠りを妨げてしまう。夏は朝早くから明るいので、遮光カーテンを使うことも考えたい。

寝具も重要だ。酒井さんは「寝具の役割は寝ている体を支えることと保温。夏でも冬でも変わらない」と指摘する。最適な寝床内気候を守るため、夏でも布団やタオルケットをかけるのを忘れないことが大切だ。

■裸は体調崩す一因 寝具は麻・綿を

暑いからといって何も着ないで裸のまま寝るのは避ける。汗が乾けば体が冷えてしまい保温がきかないからだ。体調を崩す原因になる。寝間着も締め付けるタイプより、汗を吸収し動きやすい方がよい。

寝具の素材も寝付く際の気持ちよさに影響する。麻や綿などが夏向きだ。さらっとしており肌触りや吸湿性、乾湿性などに優れる。別の素材を使っていても肌に直接触れる枕カバーなどを変えれば体感は随分変わる。表面が凹凸のあるものを選ぶと、体と密着せず熱がこもりにくい。

枕にこだわる人も多いだろう。素材、高さ、首の支えなどの要素で選ぶ例が多いが、寝具メーカーのロフテー(東京・中央)で睡眠改善インストラクターを務める矢部亜由美さんは「吸湿に優れ、独特のひんやり感があるソバ殻や麻わたなどがお勧め」と話す。

■ぬるめの湯に半身浴

低反発のウレタン素材は人気が高いが、通気性が悪く夏には不向きという。ウレタンを好む人は、枕カバーを通気性の良い麻や綿など肌触りのよいものを選んでみるのも手だ。

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