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口べたでもOK 「雑談力」高める3つのステップ

2013/6/20 日本経済新聞 プラスワン

雑談はビジネスの潤滑油。本題に入る前に、くだけた会話を交わし、お互いの人となりを知ることは大切だ。初対面の相手との会話に苦手意識を持つ人も多いだろう。営業や打ち合わせなどで人と会うとき、どうすれば雑談に花を咲かせられるのか。専門家に聞いた。

雑談を盛り上げるには「話術が巧みで話題豊富でないと」と考える人は多い。だが、口べた営業員の研修を専門としているサイレントセールストレーナーの渡瀬謙さんは「それは誤解」と話す。

会話が苦手なら、相手の話にしっかり耳を傾ける。質問を繰り返しながら相手に話してもらい、本音を引き出そう。こちらの話を求められたら、急がなくてよいから、よく考えてきちんと答える。「そのほうがかえって信頼感につながることも多い」と渡瀬さんはみる。

とはいえその場が暗い雰囲気では相手も話しにくい。人気美容師はお客との雑談を盛り上げるプロだが、そんな人たちも「この人と話したい、と思わせる雰囲気は自らつくっている」と山野美容専門学校(東京都渋谷区)副校長、土屋信介さんは指摘する。

話しやすい雰囲気づくりのためには、大きく口を開け、腹式呼吸で発声する練習や、思いきり笑顔を作り、表情筋を動かすトレーニングが有効だという。リラックスのための体操も効果的。息を吸いながら体にぐっと力を入れ、吐きながら体を弛緩(しかん)させる。出勤や訪問の前に試すと気分も盛り上がる。

◇            ◇

質問のネタは事前に準備しておくといい。先方の会社のホームページはもちろん、ブログやツイッター、フェイスブックなどで相手のことを調べておけば、初対面でも安心して会えそうだ。「営業の達人ほど準備を念入りにする。訪問途中、駅や町並みを観察しながらネタを集めたりもしている」(渡瀬さん)

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