40歳からの英語学び直し 丸暗記より効果的な方法

「英語を勉強しなければ」と思っていても、なかなか実行できない。日々の忙しさに加え、教室や教材の費用負担も意欲をそぐ要因だ。でも、何か良い方法があるのでは。海外経験の乏しい記者(38)が、費用を極力かけない短期学習でどこまで英語の学び直しができるかを試した。

大学卒業から15年、学んだ英単語の多くを忘れてしまい、ここ数年は英語教材を見るだけで憂鬱だった。苦手意識を薄くするため、今回は英単語に焦点を当て、短期間にできるだけ多くの単語を覚える方法を探った。

■無料アプリで「マイ単語帳」

思いついたのがスマートフォン(スマホ)の活用だ。無料の英語ニュースのアプリケーション(アプリ)は多い。これを読み、わからない単語を辞書アプリに記憶させて登録し、自分専用の単語帳にした。紙の単語帳をスマホに置き換えたイメージだ。ニュースには実生活で使う単語が多いはずだし、教材費も節約できる。

最初、わからない単語の多さにはガックリしたが、その分だけ単語登録は進んだ。登録が1000語を超えたのを機に約10日間、通勤電車内や昼休みなど1日1~2時間の学習で、この1000語を覚えることを目指した。

初日は登録単語のテストを軽い気持ちで始めたが、予想外に時間がかかった。1000語のテストだけで2日目に持ち越したうえ、正答率も約45%。早くも挫折を味わったが、気を取り直してインターネットの無料テストにも挑戦した。

試したのは辞書サービスも展開するウェブリオ(東京都新宿区)の「語彙力診断テスト」。25の選択問題を解くと、正解した単語の難度や解答傾向などから、自分がどれだけの単語を覚えているかという「推定語彙」を算出する。

5回試すと、ヤマ勘で好成績が出た回が1度あったため5回の推定語彙平均は「6001~7000語」。同サイトでは「特待生」という比較的高い評価だが、実質成績はもっと低いと感じた。

2日間はテストで手いっぱいで、肝心の学習は進まない。専門家にコツを聞くことにした。「40歳から英語をものにする方法」(PHP研究所)などの著作がある就実大学教授の小池直己さんは「40歳前後から学ぶなら『暗記』の意識は捨てること」と忠告する。記憶力の衰えは実感したばかり。耳が痛かった。

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