最前線に立つ女性、生きがい・悩みは 世界5カ国Wの未来

世界の最前線に立つ女性らは何に生きがいを感じ、そして何に悩んでいるのか。中国、フィリピン、トルコと、北欧のアイスランド、中部アフリカのルワンダの5カ国で、女性たちの生きざまに迫った。

中国 結婚よりもキャリア

仲間とベンチャー企業を立ち上げた中国人女性、孟さん(22)。北京で家庭用太陽光パネルを売る日々は充実しているが、ビジネスの最大の障害はライバル企業でなく母親だ。旧正月などの休みに遼寧省に帰省するたびにお見合いを準備して結婚を促すためだ。

ネットでレンタル彼氏を探す中国女性

公務員、薬剤師、自営業――。母が用意する相手は収入が安定しているが、結婚への実感がわかない。「結婚市場で競争力があるうちに」と母はせかす。でも見ず知らずの男性と話をするのはしっくりこない。

1人とはお見合い後に交際。家事ができる女性を求める彼と事業を軌道に乗せたい彼女はすれ違い、すぐに別れた。4度目のお見合いを、彼氏ができたからと母に偽って断ると「どんな人か確認しに行くわ」。困った孟さんは流行中の「レンタル彼氏」を1カ月間契約。「彼氏」を気に入った母は「この人にしなさい」と言い残し帰省した。

だが2人きりだと彼は料金引き上げ交渉ばかりで当初予算の2倍の4千元(約6万6千円)を払うことに。当座の時間稼ぎには成功した孟さん。キャリアか結婚・出産か。現代中国で世代間の価値観を巡る葛藤は続く。

(大連=森安健)