マネー研究所

学んでお得

洗濯・包装で査定有利に 中古服買い取り店活用術

2013/6/5 日本経済新聞 プラスワン

 6月が始まった。衣替えに合わせて不要になった服の処分を考える人も多いだろうが、ただ捨てるのはもったいない。最近は特徴を持ったリサイクル店などが増え、上手に活用すれば思わぬ収入が得られる場合もある。上手な服の処分術を探ってみた。

 「子供服から売り始めたが、最近は自分の服もリサイクル店に持ち込んでいる」。東京都世田谷区に住む米須絹子さん(仮名、57歳)は話す。売れれば家計の足しになるし、「もう着ないとはいえ愛着がある服も多い。捨てるより、次の持ち主に渡せると思うと気持ちもスッキリする」。古い服も買い取りを断られることは意外に少ない。

 米須さんが使うリサイクル店「ウエイブ」を運営するアール・シー・ウエイブ(東京都世田谷区)は店に持参した品を査定して買い取るのが基本。都内や埼玉県内で1~2週間前に予約が入れば、客の自宅まで買い取りに行くこともある。

 店舗は都内2店のみだが、30年近く営業する老舗のノウハウで多様な服を買い取っている。荒井蓉子社長は「持ち主が『古くて売れない』と思っても中古品としては十分に需要がある服はかなり多い」と語る。

 リサイクル業界に詳しい船井総合研究所の福本晃上席コンサルタントは「リサイクル店は全国約1万2千店で、このうち約3割が服を買い取っている」と推定する。ウエイブのような地域密着型の小規模店からチェーン展開の大手まで都心・郊外を問わず、店数は増えているという。

 リサイクル店が多様化したため、利用者が使い分ける余地も広がった。例えば大量の服を処分するのに便利なタイプが増えている。東北や関東に60店以上あるチェーン「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」ではブランド服は1枚ごとに査定する一方、その他の服は1キログラム当たり10~500円で「量り買い」する。

 「持ち込む量にもよるが、すいていれば20~30分程度で買い取りが終わる」と運営会社のドンドンアップ(盛岡市)では話す。ブランドではない服でも、流行遅れでなく、1キロ500円の評価を受ければ、月曜と木曜は買い取り額が5割高くなるサービスもある。

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL