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外国人が困惑する日本人の握手 正しい方法は?欧米流にも様々な違い

2013/5/16

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外国人と握手する機会がビジネスの現場で増えてきた。日本人は握手の習慣があまりないため、見よう見まねで済ませていることも多い。握手は交渉の大事な一歩で、握り方によって第一印象が大きく変わる怖さもあるという。スマートな握手とはどのようなものか、専門家の意見をまとめた。

「握手はとても大事。相手の目を見てギュッと握り、こちらの熱意を伝える。同時に相手の目や握り具合から、いったいどんな人物か、こちらにどんな思いを抱いているか感触をうかがう」。立命館アジア太平洋大学客員教授の高野憲治さんは話す。

大手メーカーに勤務し、欧州や北米、中南米に30年近く駐在経験のある高野さんは「名刺交換が交渉前の儀式に近いのに対し、握手は交渉の第一歩という意味合いも強い」と話す。剣道に例えると、試合前のお辞儀にとどまらず、接近して、つばぜり合いするようなものという。そうと知らずに、いいかげんな握手をしていると、いきなり悪い印象を与えかねない。

日本と韓国で異文化コミュニケーション術を教えているドイツ人のケンパー・マティアスさんは「日本人と握手して違和感を覚える欧米人もいる」と明かす。

違和感を覚える一番の理由は日本人がしばしば相手の目をきちんと見ない点にある。相手に近づくときに、相手の手を探して目線を落とす。握手している間も、つい、お辞儀して下を向くことがある。

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握るときに力を入れないのもよくないようだ。男性同士の場合、相手が痛く感じない程度にギュッと握り、力強さをアピールするのが望ましい。ところが、日本人の握手は力がこもっていないことが珍しくない。そうなると、交渉相手として信頼できるかどうか、第一印象はあまり芳しいものでなくなる。

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