N
くらし&ハウス
暮らしの知恵

2013/4/18

暮らしの知恵

トートバッグなど片掛けで持ち手の長さが調整できない場合は、脇の下に挟み、軽く指を添えると安定する。持った状態で(1)首や肩の力が抜けているか(2)左右の肩が水平か(3)猫背ではないか――を鏡の前でチェックしよう。

バッグを右左どちらに持つかは、人それぞれだ。左右交互に持てば体が偏らないという意見がある一方で「持ちやすい側に持つ方が体に無理がない。正しい持ち方をしている限り、体が偏る心配はない」(朝日さん)という見方もある。鏡で見ながら、正しい姿勢を保っているか、自分で確認するとよい。

ウオーキングトレーナーの長坂靖子さんは「バッグを持たずに立ったときの姿勢もチェックして」と助言する。体の傾きは、重い荷物のせいとは限らない。そもそも体の重心が、左右や前後にずれている可能性もある。

重心を体の真ん中にするには、頭頂部から一本の糸でつり下げられているとイメージするとわかりやすい。さらに左右の足の土踏まずに体重をのせて立つと体が安定する。その姿勢のままバッグを持ち、体に自然にそわせると、余分な力がかかりにくい。

◇            ◇

バッグメーカー、エース(東京都渋谷区)の森川泉さんは「バッグの構造を無視した使い方をしないことも大切」と指摘する。

例えば肩ひもがよじれたまま掛けているケース。荷物のバランスが取りにくく、肩も痛くなりやすい。商品によっては片方の肩に掛ける前提で肩ベルトを作っている。これを斜め掛けすれば、ベルトが浮いて体にフィットしないこともある。

表裏のあるバッグを逆に持っている人も見かける。手の中で重なるよう、持ち手の長さを表側と裏側で変えている商品もあるが、それを逆に持ったらせっかくの機能を生かせない。「それぞれのバッグの特徴をよく知って、正しく持ってほしい」と森川さんは呼びかけている。

(ライター 奈良 貴子)

[日経プラスワン2013年4月13日付]

注目記事