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「買って!」から始まる金銭教育 年代別、親の心得

2013/4/10 日本経済新聞 プラスワン

4月に入り子どもが入学や進級し、新たにお小遣いについて考える家庭も多いだろう。子どもにどのようにお金の正しい使い方を教えるか。将来的に過大な借金などお金の問題で困らない大人に育てるためにできることを専門家に聞いた。

山田直人さん(仮名、32)の2歳8カ月の娘は、商業施設に行くと必ずおもちゃやお菓子が欲しいと大騒ぎする。渋々買って与えるとすぐに飽きて次をねだる。「買う自分も悪いが、我慢を知らずに育ってお金の管理ができない大人になるのでは」と山田さんは心配する。

「お金に振り回される人生を送らないためにも、親は子どもにお金の正しい使い方を家庭で教える必要がある」と指摘するのは子育て経験のあるファイナンシャルプランナー(FP)の羽田野博子さん。

国民生活センターによると2011年度の多重債務の相談件数は4万5503件。前年度より約4割減ったが、お金の管理に悩む人は依然多い。学校で金銭教育をする例は少なく、親が小遣いなどを通して家庭で教えるのが有効だろう。

◇            ◇

年齢別に教えるべきポイントを見てみよう。まず幼児期。羽田野さんは「幼児に小遣いを渡すのは早いと思う親が多いが、物を『買って!』とねだることが増えたら開始のサイン」と話す。

幼児に理解させたいのはお金は使えばなくなること。子ども専用の財布を作り、定期的に小銭を入れる。出かけるときは財布を持たせ、おもちゃなどを欲しがれば財布から払わせる。財布を忘れると欲しい物が買えない、使ってばかりだとお金はなくなり本当に欲しい物が買えないといった体験をさせる。

高額のプレゼントは誕生日やクリスマスなど特別なときに限定し、いつでも欲しい物が手に入るわけではないことを理解させる。

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