WOMAN SMART

ビューティー

肌深く入りしわ作る 紫外線対策、UVAに注意 日焼け止めの重ね塗りを

2013/3/26 日本経済新聞 朝刊

 東京周辺や九州・四国地方などで桜が開花し、春本番を迎えた。今から始めたいのが日焼け対策だ。実は3月の紫外線量は9月よりも多く、5月になると真夏と変わらない。油断しているだけに危ない。しわやたるみの原因となる紫外線A波(UVA)対策も重要視され始めた。上手に対策を講じて健康で若々しい肌を保ちたい。

 「PA++++(フォープラス)はどこで買えるのか」「普段使うのにSPF50は強すぎないか」。今年に入り、コーセーのお客様相談室には日焼け止めに関する質問が相次いでいる。「紫外線対策への関心が高まっているようだ」と広報担当者は説明する。

■「++++」を新設

 日本化粧品工業連合会は1月、日焼け止めの紫外線防止効果の表示を改訂した。地表に届く紫外線の95%を占めるUVAの防止効果を表すPA値に、最高レベルの「++++」が加わり、3段階から4段階に変わった。「UVAの悪影響が重視されるようになった結果、紫外線を散乱する素材などの開発が進み、より防止効果の高い製品が作られ始めた」(コーセー研究所の山下美年雄研究員)ためだ。

 紫外線が皮膚に及ぼす影響に詳しい東京慈恵会医科大学付属第三病院(東京都狛江市)の上出(かみで)良一教授は「日焼け止めは健康な人の皮膚に起こる紫外線障害を防ぐ効果がある」と話す。

 地表に届く紫外線には、波長の長いUVAと少し短いB波(UVB)の2種類がある。UVBは波長が短いため肌の表面までしか届かないが、日焼けによって肌が赤く炎症を起こし、シミの原因になるほか、皮膚の表皮のDNAなどを傷つけてがんになりやすくなるという。

 従来の対策はUVBが中心で、その防止効果を示すSPFが普及してきた。かつては100を超える日焼け止めも販売されたが、50以上の数値は「意味がない」とされ、現在は「50+」が最高値になっている。

 これに対し、波長が長いUVAは肌の深部の真皮に達する。長時間浴びることで、真皮の弾力が低下し、しわやたるみなど肌の老化に大きく影響を及ぼすことがわかってきた。この光老化と呼ぶ現象との関連から、UVAにも注目が集まるようになったという。

 欧米人のトラック運転手の顔で調べた結果をみると、その影響がわかりやすい。運転席の窓越しに紫外線を浴び続けた側は深いしわが多数できる。普通の老化と違って、硬くゴワゴワした深いしわなどができやすい。

WOMAN SMART 新着記事

おすすめの連載
ライフスタイル
日々の暮らしの悩みを解決
ビューティー
忙しくても美しい人の秘密
マネー
お金と賢くつきあいたい
オトナのスキルアップ入門
仕事技、いつもレベルアップ
キャリア
自分らしく働く人を応援
DUALプレミアム
働くママ&パパに役立つ
ALL CHANNEL