マネー研究所

学んでお得

使いすぎはどこに 預金通帳で見つける家計の無駄 まず月1回、残高の確認から

2013/2/20 日本経済新聞 プラスワン

家計簿を付けなくても、家計の無駄がどこにあるのか、大まかに把握する方法がある。預金通帳とクレジットカードの利用明細を上手に活用するのだ。収入や支出を細かく記録するのは根気がいる作業。家計簿が付けられないという人は、まずは大まかな把握だけでも始めたい。

「そんなに使っているつもりはないのに、どうしてお金がたまらないの?」。大阪府の女性会社員(48)は、首をひねる。給料から天引きで積立預金をしている。お金がかかる趣味もないのに、家計が苦しい。何がいけないのか分析したいが、手掛かりがない。家計簿はどうしても続かない。

無駄遣いを洗い出して節約するには、家計簿が代表的な手段だ。でも、ファイナンシャルプランナー(FP)の牛込伸幸さんは「実は私も家計簿は苦手」と明かす。仕事や家事で忙しく、毎日、記録するのは難しい。まとめて付けようにも、レシートが出ない支払いは忘れてしまいがちだ。

◇            ◇

そこで牛込さんが「最低限、これだけやろう」と勧めるのは、月1回、預金残高を確認し、書き付けることだ。いくつも預金口座があれば合算し、1カ月前と現在の残高合計を比べる。

牛込さんは「1カ月の変化を把握するのが大切」という。残高合計が増えていれば、月収の範囲で暮らせたので、セーフ。減っていたら、使った金額が収入より多く、赤字ということ。家計を見直す必要がある。

すべての口座を合算すると「ためたつもり」になっていないかわかる。「月2万円を積立定期預金に回しても、普通預金が月3万円の赤字で、合計では貯蓄が減っている――こんな人が珍しくない」(牛込さん)

FPの深田晶恵さんは「通帳記入は習慣にしよう」と助言する。1カ月間に口座から出て行った金額を把握することが、貯蓄を増やす第一歩だ。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL