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空気清浄機より加湿器が有効 花粉症対策の最新知識 飛散量、昨年の5倍以上の地域も

2013/1/24 日本経済新聞 プラスワン

本格的な花粉症シーズンが近づいてきた。症状は人さまざまで、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、最もつらい症状によって治療が異なる。花粉症対策のための生活改善法と最新医療について専門家に聞いた。

花粉症の人にとって今年はつらい春になりそうだ。

5倍以上の地域も

環境省(調査実施はNPO法人花粉情報協会)や気象予報企業の情報によると、今年の花粉飛散量は東日本を中心に昨年のシーズンより多くなりそうだ。地域によっては昨年の5倍以上になると予想されている。それでも飛散量が記録的に多かった2011年よりは少ないという。

主要原因であるスギ花粉は、今年は2月中旬から本格的に飛散しはじめると予想されている。ただ一度強い症状が出ると治りにくいため、専門家は1月中には医師に相談することを勧める。日本医科大学付属病院(東京都文京区)耳鼻咽喉科の大久保公裕教授は「最近は治療薬の選択肢が増えている。例年起きる症状を医師に詳しく説明して、症状が出る前に適切な薬を処方してもらえば症状が重くなるのを防げる」と話す。

例えば、のどや鼻の症状は大きく2つに分かれる。一つはくしゃみ、さらさらの鼻水、のどのかゆみなど。これらは抗ヒスタミン薬を毎日きちんと飲めば症状を抑えることができる。

これに対して、抗ヒスタミン薬だけでは症状が改善しにくいのが鼻づまり。夜、息苦しくて眠れないなどつらい症状だ。最近では抗ロイコトリエン薬など鼻づまりに効果の高い薬が登場している。大久保教授は「重症の鼻づまりには鼻噴霧用ステロイド薬が有効。医師の指導に従えば安全性が高いことも分かってきた。花粉症は完全に鼻がつまってしまうと症状が改善するまでに時間がかかる。重い鼻づまりに毎年悩む人は、早めに医師に処方してもらうことで花粉症シーズン中の生活の質が高まる」と話す。

また花粉症の症状で多いのが目のかゆみ。両国眼科クリニック(東京都墨田区)の深川和己理事長は「日本眼科アレルギー研究会の調査では、症状の頻度で鼻水に次いで2番目に多いことが分かった。目がかゆい、ごろごろするといった症状の他、まぶたの皮膚が荒れてかゆいといった場合もある」と話す。眼科で処方されるアレルギー用点眼薬を、花粉が本格的に飛散する前から毎日使用することで軽減できるという。

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