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バター不要 ホテルの朝食のようなパンケーキ焼くコツ

2013/1/14 日本経済新聞 プラスワン

 パンケーキの専門店が続々とオープンし、話題になっている。何段も重なったもの、ハワイの朝食風に果物がのったもの……。休日の朝に出かけてみたら、すでに数時間待ちの行列ができていた。おいしそうだが、そんなに待てない。自宅でお店の味を再現できないか。専門家にコツを聞いて、試してみることにした。

 普段は市販のホットケーキミックスを使い、卵と牛乳を混ぜ、フライパンで焼いている。バターとメープルシロップをかけて、できあがり。でも一度もホットケーキミックスの箱の写真のようにきれいに焼けたことがない。どうしたらいいのだろう。

 帝国ホテル(東京都千代田区)に向かった。「インペリアルパンケーキ」(1300円)が正式にメニューに登場したのは60年前。黄金色の丸いパンケーキが3枚重なり、ホイップバター、メープルシロップをたっぷりかけていただく。

 厨房では専用の鉄板で焼き上げる。大和幸義シェフに聞くと、家庭用に簡略にしたレシピ(右図参照)を教えてくれた。

 自宅で帝国ホテルの味を再現できるかも。わくわくしながら早速やってみる。フライパンにバターをひき生地を流す。固まってくると表面にふつふつと穴があき、次第に甘い香りが漂ってきた。期待しながら裏返してみると「あれ、焼き色が汚い」。表面がきつね色でなく、こげ茶と卵色のまだら模様になっている。

 火を弱めたり強くしたりしながら4人分の分量を焼いたが、うまくいかない。形も大きさも違うため、3枚重ねると行儀の悪いパンケーキになってしまった。

 実は帝国ホテルでも「きれいに焼けるようになるには3年くらい修業が必要」(大和シェフ)だという。

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