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拭き掃除で肉体改造なるか 2週間続けた結果は 筋力・体重・脂肪を測定

2012/12/7 日本経済新聞 プラスワン

年末の大掃除を考える時期になった。床や窓をぞうきん1枚で拭くだけでも集中すれば汗ばむくらいの運動になる。拭き掃除を毎日続けると筋力がついたり、体が引き締まったりするのだろうか。掃除は苦手な記者(34)が、部屋の掃除と筋力アップの「一石二鳥」に挑んだ。

今年こそは1年の汚れをしっかり落としたい。まずは家事代行サービス、ベアーズ専務で家事研究家の高橋ゆきさんを訪ねた。

■スクワット感覚、膝震えるほど

「掃除の基本である拭き掃除は、体を引き締める効果があります」。高橋さんは断言した。実際、高橋さんは週末に集中的に拭き掃除をするだけで、40代でも若々しい体形を維持している。日ごろ運動をせず、体がたるみ始めた記者はがぜんやる気に。拭き掃除のポイントを教えてもらった。

窓や鏡、壁などを拭くときは脚を肩幅の広さに開く。腕をしっかり伸ばし、脇腹の筋肉を意識して左右に動かす。下の方を拭くときは中腰になり、膝を曲げて体を脚で支える。高橋さんは「スクワットをするような感覚でやってみて」と言う。実際、記者が中腰になって窓を拭くと、膝がプルプル震えた。

床拭きは腰を落とし、脚を後ろに蹴るような動きで前進する。トイレは四隅の汚れをとるために腕を伸ばす。作業中は膝の屈伸が多く、筋力を使うという。

それでは、拭き掃除の効果を検証するにはどうしたらいいか。高齢者の筋力トレーニングの研究などをする女子美術大学の保健体育研究室教授の沢井史穂さんに相談した。

厚生労働省の「健康づくりのための運動指針」によると、床磨きはやや速歩き(1分当たり94メートル)に相当する運動だ。「拭き掃除だけでどこまで筋力がつくか分からないが、試してみる価値はある」と沢井さん。

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