拭き掃除で肉体改造なるか 2週間続けた結果は筋力・体重・脂肪を測定

拭き掃除を2週間、毎日30分程度して、筋力や体形がどう変化するか見ることにした。実践する前に自分の筋力や体形を沢井さんの協力のもと、東京大学の御殿下記念館スポーツ相談室で測定した。

上体起こし、椅子座り立ち、腕立て伏せ、背筋力、握力……。子どもの頃の体力測定を思い出す。まずは椅子座り立ち。立った状態から座ってまた立つ動作を10回するのに、何秒かかるか測る。単純な動作だが速く動けない。結果は13.1秒。「これはひどい。60代女性の標準値です」と沢井さん。衝撃を受けた。

上体起こしも30秒で7回しかできなかった。両脚の蹴る力を測る脚伸展パワーは810ワット。記者より10キロ以上体重の少ない沢井さんでも1000ワットを超え「体重に比べて蹴る力が弱すぎる」と言われた。

次に腕や脚、ウエストの周囲を巻き尺ではかる。加えて、皮下脂肪と筋肉のバランスを画像で見られる小型超音波機器で上腕や脇腹、へそまわり、太もも、ふくらはぎを調べた。

計測に協力してくれたベンチャー企業グローバルヘルス(横浜市)の代表取締役、田中寿志さんは「上腕は三頭筋が発達して結構ひきしまっています」と言う。子どもを抱っこするので腕は鍛えられているようだ。

問題は腹まわり。脂肪は霜降り状態で画像にうつり、筋肉は脂肪に隠れてほとんど見えない。体のたるみが画像ではっきり見えるのは予想以上のショック。田中さんに「運動をしないと40代にはくびれがなくなるかも」と言われる。

散々な測定結果を踏まえて、自宅のリビングや寝室の床、窓、鏡、階段、トイレの拭き掃除を始めた。

平日は家事を済ませて日付が変わる頃に掃除をした。リビングは毎日水拭きとカラ拭きをしてもほこりやごみが目立つ。疲れている日は「このまま寝てしまいたい」とくじけそうになったが部屋がきれいになるのを励みに何とか続いた。週末に割く掃除の時間も短くなり、この習慣が根付くのも悪くないと思った。

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