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「太る間食」を「体にプラスの間食」に変える秘訣

2012/11/27 日本経済新聞 朝刊

「間食は太るけどやめられない」という人は多いはず。カロリーを気にせずに甘い菓子などを多く食べるのは、生活習慣病や肥満につながる。だが、間食は仕事や勉強の効率を上げるなどの効果もある。3度の食事は十分にとりつつ、間食の食べ過ぎを防ぐにはどうすればよいのか。専門家に助言してもらった。

「太らない間食はないか」「間食をやめるにはどうしたらよいか」。女子栄養大学の栄養クリニックには、間食に関する相談が数多く寄せられる。大人にとって「間食はよくない」と考えられがちだが、同クリニックの蒲池桂子教授は「決してそうではない」と否定する。

間食の目的は3回の食事で不足した栄養を補うことだ。1日2食が当たり前だった江戸時代では、エネルギーを補うためにとっていた。午後2時前後の「やつどき」に食べていたことから、おやつの語源になったといわれる。現代は甘い菓子やスナック類をよく食べており、ストレス解消や気分転換などが主な目的になっている。

だが、注意しないと食べ過ぎにつながる。空腹を感じているときは量が多くなりがちだ。そんなときはおにぎりやいも類、フルーツなど砂糖が入っていない間食がおススメだ。糖質(炭水化物)を制限するダイエット法が注目されており、「おにぎりは太りやすい」と考えられている。だが、次の食事で炭水化物を少なめにすれば問題はないという。腹持ちがよく、食べ過ぎを抑えやすい利点もある。

飲み物と一緒に

気分転換に甘いものがどうしてもとりたいときは、飲み物と一緒に少量をゆっくりと食べる。砂糖には、幸せホルモンと呼ばれる脳内のセロトニンを一時的に増やすことに加え、血糖値を上げて気分を高揚させる作用がある。コーヒーやお茶の香りにも気分を和らげる働きがあり、相乗効果が期待できるという。

「空腹だから食べたいのか、ストレス解消が目的なのかを意識するとよい」。蒲池教授は食べ過ぎを防ぐ心がけについて、こうアドバイスする。食べるときの気分が重要と指摘する専門家もいる。アオハルクリニック(東京・港)などの診療所などで栄養・食事指導をしている管理栄養士の伊達友美氏は「罪悪感を持って食べるのは悪循環を招く」と指摘する。

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