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働き方・学び方
イチからわかる

2012/11/21

イチからわかる

からすけ 買う先が増(ふ)えるといいことあるの?

イチ子 会社が増えれば競争になって、料金が安くなったり、いろいろなサービスが増えたりする可能性(かのうせい)があるわ。新電力が通信会社の場合、電気と電話・インターネット合わせていくらというような料金プランをつくれるし、昼間の電気代を高くするかわりに、夜は大幅(おおはば)に安くする新電力も出てくるかもね。電力の自由化が進んでいるドイツでは、電力会社が1000社以上もあって、各家庭で低料金の会社や風力、太陽光といった再生可能(さいせいかのう)エネルギー発電を自由に選んでいるそうよ。

からすけ ほかには?

イチ子 去年の東京電力福島第1原発事故のとき、関東地方は電気が足りなくなったでしょう? 災害(さいがい)があったときに電力会社がいくつもあれば、ほかの会社を頼(たよ)れるわ。

からすけ あのとき関西や中部地方などでは電力が余っていたもんね。

イチ子 ヨーロッパに比べて遅(おく)れているけれど、日本でも電力の自由化が少しずつ進んでいるわ。小売りの自由化が始まったのが2000年。新電力ができて、大量(たいりょう)の電気を使うところには直接(ちょくせつ)売れるようになったの。今は小さな工場にも売れるのよ。

まだまだ大手が主流

からすけ 家庭以外に新電力が売れないところは?

イチ子 まだコンビニエンスストアのような小さな店向けは規制されているわ。日本全体で自由化されている部分は約6割(わり)。実は自由化されている部分で新電力が占(し)める割合はわずか3.5%なの。

からすけ なぜ少ないの?

イチ子 日本では大手電力会社が石油、石炭などを使って大量の電気を発電するのが主流よ。でも、そのための施設をつくるにはたくさんお金がかかるから、規模(きぼ)の小さい新電力には難しいの。

からすけ じゃあ、家庭向けまで自由化されても、変わらないんじゃない?

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