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働き方・学び方
イチからわかる

金融緩和って何を目的に行うの?

2012/11/14

イチからわかる

イチ子お姉さん 海外の経済成長(けいざいせいちょう)が鈍(にぶ)って、日本の景気(けいき)も悪くなりそうよ。そこで日本銀行が「金融緩和(きんゆうかんわ)」という対策(たいさく)を打ったわ。
からすけ 日本銀行ってお札(さつ)を発行している中央銀行だよね。でも、金融緩和って難(むずか)しい言葉だけど、どういう意味なのかな?

お金を回して景気にカツ

イチ子 「金融緩和」というのは、世の中に出回るお金を増やして、景気を良くしようとする作戦(さくせん)よ。日本銀行(日銀)が民間の銀行を通じてたくさんのお金を出回らせることで、会社や私たち個人(こじん)がお金を銀行から借(か)りやすくするのよ。

からすけ どういうことをするの?

イチ子 ひとつは貸し出す金利を引き下げる方法ね。金利はお金を貸し借りするときの手数料みたいなものよ。家を買うために1000万円借りるとき、金利が年3%なら1年借りて銀行に30万円払(はら)うけれど、1%なら10万円で済(す)むの。金利が低いと、この手数料が少ないから私たちは借りやすくなるでしょう? ただ、日本の基準(きじゅん)となる金利はゼロに近く、もう引き下げるのは限界(げんかい)にきているわ。

からすけ ほかにいい方法はあるの?

イチ子 銀行が貸し出しに使えるお金の量をもっと増やしてあげるの。「量的緩和」というのよ。例えば、日銀が銀行から国債(こくさい)などの資産(しさん)を買い取るの。その分、銀行は貸し出しに回すお金を増やせるわ。

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