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健康づくり

1回2滴はさし過ぎ、目薬を正しく使う 洗眼にも注意

2012/9/13 日本経済新聞 プラスワン

■市販薬は2カ月

目薬は繰り返して使うので、容器に雑菌が入って感染源になることもある。「点眼時には、容器がまつげやまぶたなどに接触しないようにすること。他の人との使い回しは厳禁」と吉野院長は警鐘を鳴らす。

残った目薬は、処方薬なら開封後1週間から1カ月、市販薬ならは開封後2カ月を過ぎたら廃棄する。防腐剤なしのものはさらに短い場合が多い。説明書で確認を。保存は高温や日光を避ければ常温でかまわない。自分で選んだ市販薬で1、2週間たっても症状が改善しない、または悪化した時は医療機関に行こう。

こうした目薬使用の注意点はコンタクトレンズ利用者も原則同じ。だがレンズによっては劣化や目の障害が起こることもあるので、医師に相談したい。

◇            ◇

■「目洗い」は必要に応じて

最近では清潔志向もあり、市販の洗眼薬を利用して「一日の終わりに目も洗う」という人もいる。しかし石岡院長は「通常は目を洗う必要はない。しっかり涙が出ていれば涙が眼を洗浄してくれている」と話す。専用容器を使って目を洗うと、汚れが浮き、いかにも眼が汚れていたと感じるだろうが、そのほとんどはまぶたなどの皮膚に付着していたものだ。

目を洗うのは、多量の目薬をさすのと同じ。ムチンや、涙の中の抗菌成分も洗い流してしまう。水道水を使えば、そこに含まれる塩素で眼の表面が傷つくこともある。

ただし「眼に入った異物を取り除くときには目を洗う必要がある」と吉野院長は助言する。「例えば、何か固形物が入ったり、酸やアルカリ性の溶液が入ったりした場合には速やかに洗うことを勧める。あくまで緊急避難としての対応だが、水道の流水で15分程度目を洗い、決してこすらないことだ」という。

(ライター 武田 京子)

[日経プラスワン2012年9月8日付]

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