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福島・会津若松 カレー焼きそば 歴史の町、湯上がり爽快

2012/8/21 日本経済新聞 プラスワン

大人にも子どもにも人気のSL

 SLが阿賀野川沿いを走る。車窓から見える川は翡翠(ひすい)色。川面は穏やかで雄大だ。窓を開けると、夏の風が吹いてきて、黒いすすまじりの煙が青い空に浮かぶ。

 今回は「SLばんえつ物語」号に乗り、新潟駅から会津若松駅(会津若松市)を目指した。新潟側では咲花温泉や麒麟(きりん)山温泉などの温泉地を通過し、福島に入ると喜多方などを経て会津若松に入る。フリースペースなどもあり、子どもたちが楽しそうに乗車していた。この日はオカリナの演奏会も開かれ、大人たちも顔をほころばせる。

 会津若松駅に着くと、「八重の桜」の看板が目立つ。来年のNHK大河ドラマの主人公、山本八重(同志社大学の創立者、新島襄の妻)の出身地なのだ。

 まずは、腹ごしらえ。会津のソウルフードの店、カレー焼きそば専門店のトミーフードを訪ねる。昭和50年代からカレー焼きそばはあり、30代以上の会津出身者にとって懐かしい味なのだという。ベースはソース焼きそばで、その上にカレーをのせる。店によってはカツや目玉焼きなどのトッピングがあり、麺も太麺、細麺、パスタなどもある。

一度食べたら忘れられない味

 トミーフードで、名物のカレーとミートソースの両方がかかったものを注文する(シングルサイズ500円、ダブルサイズ900円など)。ソース味がしっかりとついている焼きそばに、さらにカレーとミートソースをのせることで、こってりとした風味となり、一度食べたら忘れられない味。猛暑で大量の汗を流した後で、本当においしく感じた。

 戊辰戦争で白虎隊が自刃した飯盛山を訪ねてから、東山温泉への途中にある会津武家屋敷に向かう。7千坪の敷地に会津藩家老の屋敷を再現している。会津の女性展を開催していて、山本八重の生涯を描いた展示もあった。

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