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節約上手への近道 家計簿を続けるコツ

2012/8/15 日本経済新聞 プラスワン

家計簿は毎月のお金の流れを把握するための大切な道具だ。付け続ければ無駄遣いを減らすことにも役立つが、続けるのが難しい。毎年夏はやめてしまう人が多い時期でもある。家計簿を継続して、家計をダイエットするコツを探った。

■減らす効果と貯める効果

京都府の女性会社員(28)は、これまで家計簿を一冊書ききったことがない。買い物が大好き。予算を決めて、使ったお金を記録しようと決意しても「1回でも予算をオーバーすると投げやりになり、あとは丼勘定になる」と反省する。

節約アドバイザーの丸山晴美さんは「家計簿を継続して付けるのは節約上手への近道」と話す。節約を思い立っても、削れる無駄がどこにあるのか分からないと始まらない。毎月、生活費を何にだいたいいくら使っているか。家計簿は我が家の財布の内訳を明らかにしてくれる。

家計簿を続けることで、色々な効果がある。まず、支出が自然に減る。使ったお金を記録すると「またこんなに使った」と反省の気持ちがわくからだ。丸山さんは「家計簿を付けることで、コツコツためる実感がわく。無駄遣いをしたくなくなる」とみる。

どの費目が膨らみがちかといった、自分のお金の使い方の癖もわかる。膨らみがちな支出がわかり、逆に減らす余地が少ない支出も見えてくる。無駄を削って必要な支出に回し、家計を合理化できる。「つい買ってしまうおやつ代を前月より1割減らす」というように、無理なく続く節約の目標を立てやすい。浮いたお金は貯蓄に回せる。

■支出のツボ押さえ、端数は気にせず

家計簿を長く付け続けるにはコツがある。第1のポイントは「100円未満の誤差は無視すること」と、ファイナンシャルプランナー(FP)の花輪陽子さんは指摘する。なぜ続かないのか理由を探ると「細かい収支計算が合わなくて、嫌になる人が多い」ためだ。

家計簿の目的は収支を合わせることではなく「予算を立て、お金の流れを整理整頓すること」(丸山さん)。支出の記録は予算と現実を見比べて、無理や無駄がないかを探るため。食費や日用品の大まかな水準がわかれば大丈夫だ。ある程度アバウトに、気楽に続けよう。

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