「ながら」に「空中戦」 片付け上手になる極意

家事の負担は大きい。仕事を持つ人は帰宅してから掃除や片付けをしようとしても、疲れていてなかなかできない。週末にまとめて掃除するのもうんざりする。子育てなどに追われ、つい掃除を後回しにしがち、という人もいるだろう。楽に家の中をきれいにする方法はないか、専門家に聞いた。

「ついで」と「ながら」がコツ

家事サポートサービスを手がけるフラオグルッペ(東京都渋谷区)社長で生活評論家の沖幸子さんは「自分の行動パターンの中に掃除を組み込むと負担が少ない」とアドバイスする。何かのついでに、あるいは何かをしながら掃除をするのがコツという。

たとえばトイレを使ったついでに便器を柄付きタワシでさっとこする。歯を磨きながら洗面台の鏡をタオルでさっと拭く。まだ汚れていなくても、こまめに繰り返すことが大切。「汚れが目に見える前なら軽い動作で済むが、汚れが積み重なって目に見えてくると落とすのが大変になる。先手必勝です」

その際、1カ所につき1分以内にとどめておくことがポイントだ。1分以内なら掃除が苦にならず、体も疲れない。「拭く、磨くなど掃除の動作はすべて秒単位でできている。汚れが少なければ数秒で済む」と沖さん。

たとえ1分以内で汚れが落ちなくても、それ以上、同じ場所を掃除するのはやめること。「次の機会にまた1分掃除すればいい。何度も繰り返すうちに、だいたいの汚れは取れます」。パーフェクトを目指さないで「そこそこきれい」でよしとするのが掃除を楽に継続する極意だ。

何度も繰り返すためには「使った時が手入れ時」と心得る。たとえば、冷蔵庫から食材を取り出したら、ついでに庫内を拭く。料理を作り終えたら調理台やシンクを拭く。電話をかけたら電話機とその周りを拭く――。

結局、ずっと掃除していることになりかねないが、沖さんは「1度に掃除するのは5カ所まで。つまり5分以内にしておこう」と忠告する。これなら気が楽だ。

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