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働き方・学び方
イチからわかる

2012/7/25

イチからわかる

からすけ どっちも手ごわそうだね。

イチ子 でも弱点もあるのよ。スペインは、ヨーロッパの経済(けいざい)危機の影響(えいきょう)で「オリンピックなんて開いている場合じゃない」という声も多いわ。イスタンブールに対しては「最新(さいしん)のスポーツ施設がまだ少ないのでは」という意見もあるの。

からすけ それなら、東京が選ばれそうなの?

イチ子 そうとも限(かぎ)らないわ。東京は大会を開くための盛(も)り上がりがまだ足りないといわれているの。20年大会の開催地は来年9月に開かれる会議(かいぎ)で決まる予定よ。ロンドン大会で日本人選手がたくさんメダルを取れば、盛り上がるかもしれないわね。

国や企業から選手に報奨金

渋谷教育学園渋谷中学高等学校の真仁田智先生の話
 オリンピックは世界のアスリートたちが技を競(きそ)いあう最高の舞台(ぶたい)です。選手のインタビューからは、努力して伸(の)ばしてきた能力(のうりょく)を最大限(さいだいげん)に発揮(はっき)して、結果(けっか)を残(のこ)すことを何よりも望(のぞ)んでいることが伝(つた)わってきます。そのやる気を高めるために、報奨金(ほうしょうきん)を出す国や企業(きぎょう)は数多くあります。
 日本オリンピック委員会(いいんかい)は金メダルを取った選手に300万円、銀に200万円、銅(どう)に100万円を支給(しきゅう)し、日本水泳連盟(れんめい)の公式スポンサーは、競泳の金メダリストに3000万円を贈(おく)ります。海外ではシンガポールが初の金メダリストに約8500万円(北京五輪当時)を贈ると表明しました。韓国(かんこく)の男子メダリストは兵役(へいえき)の義務(ぎむ)がなくなったり、これまでも一生の生活と社会的な地位を保障(ほしょう)したりする国がありました。
 今回、開催国のイギリスは、選手にとって自国の代表として参加(さんか)する栄誉(えいよ)が一番の報酬(ほうしゅう)として、報奨金は出さないそうですが、近代オリンピックの開催を提唱(ていしょう)したクーベルタン男爵(だんしゃく)の理念(りねん)に基(もと)づく方針(ほうしん)でしょう。
ニュースなテストの答え 1=イスタンブール(トルコ)、2=東海道新幹線

[日本経済新聞朝刊ニュースクール2012年7月21日付]

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