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お酒の飲み方、5つの体質別の注意点

2012/7/26 日本経済新聞 プラスワン

いよいよ夏本番。冷えたビールがおいしい季節だ。だが、日本人は体質によってお酒に強い酒豪タイプからまったくお酒が飲めない下戸タイプまで様々に異なるのが特徴。お酒の飲み方も体質に応じて十人十色。今回は最新の研究成果を踏まえ、体質別に正しいお酒の飲み方とその際の注意点についてまとめてみた。

まず体内に入ったアルコールが分解される仕組みをつかんでおこう。

■酵素が働き分解

アルコールは胃や腸から吸収されて肝臓に届き、「1B型アルコール脱水素酵素」(ADH1B)などの働きでアセトアルデヒドに分解され、さらに「2型アルデヒド脱水素酵素」(ALDH2)などの働きで無害な酢酸に分解。やがて水や二酸化炭素に分解され、体外へ排出される。

この仕組みで処理しきれないアルコールが血液とともに体内を巡り、脳などをマヒさせる。これが「酒に酔う」という状態。一方、アセトアルデヒドは毒性が強く、悪酔いや二日酔いの原因になるとされる。

一般に、アルデヒド脱水素酵素の働き具合は顔が赤くなるか赤くならないかの体質を決め、アルコール脱水素酵素の働き具合は酒が残りやすいか残りにくいか(アルコールの分解が遅いか速いか)の体質を左右するとされる。酵素の働き具合は遺伝子によってあらかじめ決まっており、人種別に見ると酒に弱い下戸は日本人など黄色人種だけに見られ、白人や黒人にはほとんど見られない。

つまり、日本人は体質によってアルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素の働きが大きく異なり、お酒の飲み方も違ってくるというわけ。だから、自分の体質を理解し、それに応じたお酒とのつき合い方を知ることが大切なのだ。

久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の樋口進院長らの最新の研究によると、1B型アルコール脱水素酵素と2型アルデヒド脱水素酵素は働き具合の強弱でそれぞれ3種類、合計で9種類の組み合わせに分けられるそうだ。それをもとにお酒を飲む際の注意点やなりやすい病気などで5つのタイプを設定している。

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