足つり予防にはゴマ料理 アウトドアのケガ対策

もうすぐ夏休み。海水浴や山登り、キャンプといったアウトドアのレジャーを計画している人も多いだろう。クラゲや虫に刺されたり、山道で転んだりと、様々なトラブルに遭遇しやすい。日常とは違う危険に注意しつつ、けがの予防法や対処法を頭に入れ、いざというときに備えよう。

海水浴に行くならすりゴマを

「海水浴の合間に水分を補給し、しばらく前からゴマを積極的にとるようにする」。スポーツ障害の治療が専門の東京ミッドタウンデンタルクリニック内平石貴久特別外来(東京・港)の平石貴久院長はこう助言する。海水浴で気をつけたい熱中症の対策と足がつるのを防ぐ効果がある。

海の中でも汗をかく。水分を補給しないと熱中症になる危険がある。ときどき陸に上がって、マグネシウムを含む水やスポーツドリンクを飲むようにしたい。水分補給は足がつるのを防ぐ効果もある。

海水浴で足がつるのは、毛細血管が急に収縮してうまく伸ばせなくなるからだ。夏の初めは海水温が低いため、入念に準備体操をしたい。へたをすると溺れる原因になる。

マグネシウムやカルシウムが不足すると、足をつりやすい。平石院長によると、最もよい食品がゴマだ。海水浴前の数日間、毎食大さじ5杯ずつ食べるとよい。吸収をよくするため、すりゴマにする。

毎食5杯は難しいため、サプリメントで代用するのも手だ。マグネシウムは大豆や豆腐、納豆などにも多く含まれる。カルシウムはヨーグルトやチーズ、ヒジキ、小松菜に多い。これらを一緒に食べると吸収されやすいという。

足がつったら、つま先をすねの方にそらせてふくらはぎを伸ばす。足が届かない場所なら、しばらくじっと浮かんでいると、痛みが治まるため、慌てずに対処したい。

■クラゲにも注意

海水浴でもうひとつ気をつけたいのがクラゲだ。8月半ばの盆休み以降に出るとされるが、梅雨に雨が少なく、梅雨明けが早いと、7月でも大量発生することがある。海の中にいたら近づかないのが最善策だが、意外と分からないことが多い。

刺されたら、絡みついた触手を直接手で触らないようにタオルなどで取り除く。水ではなく海水で洗う。水だと患部に残ったクラゲの刺胞と呼ぶ部分が毒を放出するためだ。その後、抗ヒスタミン剤入りのかゆみ止め軟こうを塗る。痛みが強ければ、皮膚科で受診しよう。

山でも危険が潜んでいる。登山やハイキングのときに、足を滑らしたり、石につまずいたりする。捻挫や打撲の場合、「患部を冷やすのが基本だ」(平石院長)。食品用の保冷剤を持っていれば、患部に押し当てて冷やす。谷川の水に浸してもいい。

次のページ
針の抜き方も注意
ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント