ネットなら4割安も 海外旅行保険の上手な選び方カード付帯サービスには注意

待ちに待った夏休み。海外旅行を楽しみにしている人も多いだろう。ただ、思わぬトラブルにあう可能性もゼロではない。万が一のためにきちんと備え、安心して出かけたい。海外旅行向けの主な保険サービスについて、特徴、選び方や契約時のポイントを点検した。

昨年ハワイを訪れたAさんは、腹痛で現地の病院を受診した。腸閉塞と診断され手術を受け、7日間入院した。連絡を受け日本から駆けつけた家族の渡航費と、医療費を合わせると400万円を突破。健康保険証を使える国内と違い、海外で入院や手術などをすれば「高額な医療費が請求されることがある」とファイナンシャルプランナーの平野敦之さん。

ジェイアイ傷害火災保険の調べによると、2011年度の同社の海外旅行保険の契約者のうち、全体の3.58%が何らかの事故に遭っていた。調査開始してから、過去最高の数字だ。

住み慣れた日本と海外とでは、環境が大きく異なる。さらに「海外旅行保険の役割が、病気やケガなど重大な事故だけでなく、航空機の遅延による損失など、旅先で発生しやすいトラブルを包括的に補償する傾向になっている」(同社)ことも背景にあるようだ。

事故に遭った人が、補償金を請求する件数が多いのは、ケガ・病気を治療するための「治療・救援費用」。次いで荷物の盗難・破損を補償する「携行品損害」、航空機の欠航などによる予期せぬトラブルを補償する「旅行事故緊急費用」など。アジアは病気・ケガが多く、巧妙なスリや、乗り換えが多いヨーロッパでは携行品の損害が多い。

保険選びの第1のポイントとして、旅先で起こりやすいトラブルの傾向を事前に把握し、それに対する補償が充実しているものを選びたい。外務省のホームページや旅行会社などで各地の情報を収集できる。

海外旅行保険は数年前と比べ「使い勝手がよく、料金も安くなっている」(平野さん)。安く契約したい人や、頻繁に海外に出かける人にはインターネットで申し込むタイプも選択肢になりそうだ。

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