図書館で目当ての本を探し出すコツ

約6000カ所から検索

民間版の「カーリル」というサービスもある。6月4日から従来のサービスを新会社のカーリル(岐阜県中津川市)が引き継ぎスタートした。

カーリルは全国の公共図書館や大学図書館、専門図書館など約6千カ所が検索対象。HPで自分の住む地域を選択し、書名や著者名などのキーワードを打ち込むと、目指す本がどの図書館にあるかや現在貸し出し中かなどの情報を無料検索できる。

「このサービスを知ってから、近くの図書館によく行くようになったというユーザーも多い」とカーリルの杉山和世さんは話す。

このほか、国立情報学研究所連想情報学研究開発センターの技術を使った検索サービス「想 イマジン」を使うと、18のデータベースから新刊書や古書店の在庫などを調べられる。

図書館の特徴に応じた使い方も覚えておきたい。「ビジネス支援」を売り物のひとつにするところもある。

たとえば東京都立中央図書館(港区)は「調査研究を主眼にビジネスに役立つ資料を豊富にそろえている」(同館の林輝生子さん)。1階のビジネス情報コーナーには18分野約5000冊の図書類が並ぶ。各業界の市場動向や、取引先の財務状況など様々なことが調べられ、さらに詳しい関連図書も閲覧できる。

無線LANが使える閲覧室(144席)などもあり、就職活動時の業界・会社研究や、会社の会議のプレゼンテーション用の資料づくりなどにも有用だ。会社員の利用も多いという。

(編集委員 小仲秀幸)

[日経プラスワン2012年6月23日付]