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図書館で目当ての本を探し出すコツ

2012/6/28 日本経済新聞 プラスワン

仕事に必要な資料や読みたい本がある時に、便利なのは身近な図書館だ。図書の案内などをする司書に相談したり蔵書検索システムを利用したりすれば、効率よく目的の情報を得られる。最近はビジネス支援など特徴を打ち出す図書館もある。上手に活用すれば、普段の暮らしや仕事に役立つはずだ。

図書館で本や資料を効率的に探すには、どうすればいいのだろう。神奈川県立図書館(横浜市)で「横浜港開港」について調べたいと司書に相談すると「開港時の何を調べたいのですか」などと聞かれた。「取り扱い貨物」と答えると、蔵書から「横浜港史」「横浜市史・資料編」「横浜税関120年史」などを選んでくれて、明治元年(1868年)からの統計があることがわかった。

■司書をフル活用しよう

図書館で本を探す場合、「漠然とした質問をする人が多いが、重要なのはテーマを具体的に絞り込むこと」と同館の古根村政義さんは指摘する。「司書との会話で問題やテーマがより明確になる」という。蔵書検索の際の的確なキーワードなども相談でき「独力で探すより効率的」だ。

目指す本が最寄りの図書館にない場合はどうするか。日本図書館協会(東京都中央区)事務局によると、全国に公共図書館は約3千カ所あり、都道府県ごとに各公共図書館の蔵書などを横断検索するシステムがほぼ整っている。

■自宅のパソコンからも検索可能

このため自宅や職場、図書館のパソコンからまず各都道府県立図書館のホームページ(HP)にアクセスして検索すれば、どこに本があるかわかる。地域や条件によっては最寄りの図書館に依頼し、取り寄せることも可能という。

全国の図書館にある本や資料を探す方法としては、今年1月から正式に稼働した「国立国会図書館サーチ」が役立つ。

国会図書館の蔵書のほか、デジタル資料、インターネット上にある官公庁のHPやPDF資料、公共図書館、大学図書館、専門図書館など約200のデータベースをカバーする。「7000万件の蔵書やデジタル資料の中から、目的のものを探せる」(国会図書館の小沢弘太さん)

パソコンから国会図書館サーチのHPで検索できる。実際に国会図書館に足を運んでそれぞれの専門室の係員に相談すれば、より効率的な検索が可能だ。

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