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群馬・水上温泉郷 ダムカレー 露天風呂で自然を満喫

2012/6/12 日本経済新聞 プラスワン

奈良俣ダムはロックフィル式

ピラミッドのように石が積み上げられた石塀の奥には広大な湖があり、その上でカヌーを浮かべる人がいた。

よく晴れた日に、利根川を辿り、源流近くに行くと奈良俣ダムがあった。奈良俣ダムは石でダム湖の水をせき止めているロックフィル式のダムなのだ。初めて見た迫力あるダムに心奪われた。

群馬県みなかみ町は、雄大な谷川連峰が美しい景観をつくり、豊かな利根川が流れる潤いの町だ。それゆえ、みなかみ町には関東のみずがめとも呼ばれるダムが5つある。そんなダムを街の観光名所にしようと、水上温泉旅館協同組合青年部が中心となって2009年に「みなかみダムカレー」を誕生させた。改良を重ね、現在は3つの型のダムをデザインしたカレーが11カ所で食べられる。ダムカレーの型と皿は統一し、ルーはその店の独自のもので勝負する。

奈良俣ダムのサービスセンターでもロックフィル式のダムカレーが食べられた。味はシンプルで、ダム見学のお客さんに人気があるようだ。

ロックフィル式の奈良俣ダムと、アーチ式の矢木沢ダム、重力式の藤原ダムの3種類を出すのは谷川温泉の旅館たにがわ。濃厚な味のこだわりのルーとライスでボリューム満点。アーモンドスライスをロックフィルの石に見立て、ダムの管理棟をらっきょうでつくるこだわりが見え、彩り豊かで見た目でも楽しませてくれる。

水が豊かなみなかみ町には多くの温泉が湧く。湯もまた谷川連峰の恵みであるのだ。

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