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マネー研究所
学んでお得

2012/5/16

学んでお得

「お金の管理が苦手な人は、できるだけシンプルな使い方を」と花輪さん。「残高と履歴を把握しやすいように1つの電子マネーに絞る」「2つの電子マネーを交通費と買い物に分けて用途別で管理する」など、管理しやすい方法を見つけることを勧める。「オートチャージは交通用にだけ付けるのも一つの考え」と花輪さん。交通費だけなら「つい使いすぎた」とはなりにくいからだ。

現金のように中身が減らない電子マネーの場合、現在の「残高」、そして何に使ったかという「履歴」を把握することも、使いすぎを防ぐ重要なポイントだ。

残高は支払時に表示されるが、見落としてしまうことも多い。買い物の場合は残高がレシートに記載されるので、必ず受け取るようにする。電子マネーに対応した自動販売機などはカードを接触させると残高が表示されるので、ホームの待ち時間などでも確認できる。

履歴に関しては、専用端末やホームページなどで確認できる。便利なのが最近、相次いで登場しているスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)アプリ。Suica(スイカ)やnanaco(ナナコ)、WAON(ワオン)、Edy(エディ)はアンドロイド端末用の専用アプリを用意している。対応するスマホで電子マネーが使用できるだけでなく、履歴や残高の確認も簡単にできる。

iPhoneのような電子マネーに対応していないスマホでも「家計簿アプリを使って履歴を記録するだけで使いすぎを防げる」と花輪さん。

家電ジャーナリストの安蔵靖志さんによれば「開発がしやすいこともあり、スマホの家計簿アプリは数多くの種類がある」。無料のアプリも多い。「まずは無料のものを使って、自分に足りない機能が見えてきたら有料アプリを検討する」のがポイントだという。

(編集委員 大谷真幸)

[日経プラスワン2012年5月12日付]

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