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粘着テープで掃除はNG ダニ対策の新常識

2012/4/6 日本経済新聞 プラスワン

気温も上がり、過ごしやすい季節になってくると、家の中のダニも増えて、活発に動き出す。皮膚を刺されたり、幼児の気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす場合がある。快適に過ごすために、掃除や洗濯の仕方などをチェックしよう。

一口にダニといっても世界で約4万種もいるといわれ、生態や被害も様々だ。中でも、私たちの最も身近に生息しているのがチリダニと呼ばれる種類。人を刺すことはないものの、死骸やフンも含めてアレルギー症状の原因となっている。

餌も取り除こう

チリダニの発生を抑えることはアレルギー症状の緩和につながり、今は発症していない人の予防にも役立つ。また、チリダニを餌にして増え、人を刺すツメダニへの対策としても有効だ。

東京都健康安全研究センター主任研究員の大野正彦さんによると「チリダニは気温25~30℃、湿度60~80%で増殖しやすい」。多湿で人のアカやふけ、食べこぼしといった餌がある場所を好む。

ダニ対策の基本は日ごろの掃除だ。ダニを駆除するとともに、増殖の原因となる餌も同時に取り除くことができる。

じゅうたんや畳などは、掃除機をこまめにかけることが有効だ。掃除機をかけると、ダニは奥へと潜り込んで逃げてしまうこともあるため、軽く表面をなぞるだけでは効果が薄い。1平方メートル当たり20秒ほどかけて、ゆっくり掃除機のノズルを動かしながら吸い取っていくのが効果的だ。

掃除機をかける代わりに、粘着テープを巻いたローラーでじゅうたんやソファを掃除する人もいるが、ローラーでは大きなごみはとれても、奥にいるダニには届かない。ダニが原因のアレルギー症状が気になる人は、きちんと掃除機を使いたい。

布団や毛布などの寝具もダニが潜むことがある場所の一つ。毎日、長時間使用するものだけにしっかり対策を立てよう。

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