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「懲りずにまたどうぞ」 注意したい別れ際のひと言 実践マナー塾

2012/3/29 日本経済新聞 プラスワン

「ヨガならできそう」とジムに通いはじめた友人。思ったよりも体が動かず自信をなくしていましたが、「初めはみんなそうなんですよ。でも、これに懲りずにまた来てください」と言われ、明るく気をとり直してヨガを続けています。

この「これに懲りずにまたどうぞ」は、相手にちょっとした戸惑いや不安を与えてしまった時や、明らかに迷惑をかけた時などに、謙虚に「今後もよろしく」とお願いする言葉なので、クレーム対応の際にもよく使われるわけなのです。

でも中には口癖になっている人もいます。特別「懲りる」ようなことは何も起きていないのに、最後に「どうかこれに懲りずに是非また」と言われたら、「えっ、私、何か変なことをしたかしら?」と逆に不安になったり、誤解をしたりするのではた迷惑です。

そう、この言葉を上手に使うポイントは、「懲りる」内容や意味をはっきりさせることなのです。

「本日は遠いところをわざわざお越し頂き、誠にありがとうございました。これに懲りずに、また、どうぞよろしくお願い致します」なら、遠いという距離のことだと分かります。

予算のことで交渉した相手から、「このたびは無理なお願いにもかかわらず、ありがとうございました。これに懲りずに今後ともよろしくおつき合いください」と言われたなら、予算のことだとピンときます。

必ずひと言付け加え、妙な誤解を生まないよう気をつけてください。

(コミュニケーション塾主宰 今井 登茂子)

[日経プラスワン2012年3月24日付]

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