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海外旅行中にエレベーターに乗り合わせた見知らぬ人から、「Have a nice trip!(よいご旅行を!)」とニコニコ顔で言われたりすることがあり驚きますが、とてもフランクでウキウキうれしくなるものです。

日本では未知の人同士が声をかけ合うことはあまりなくても、知り合いだと何気なく使っています。

よくあるのが新婚旅行の見送り風景。「いってらっしゃい」だけでなく、「幸せにね!」「楽しんでこいよ!」などと口にしていることがほとんどです。つまりこれは、明るい未来への応援メッセージなのだと気付きます。

別れ際のひと言は、強いインパクトで相手の気持ちを左右するもの。日常生活の中でも上手にとり入れられたらいいですね。

仕事をしているなら、まず、週末や休日に入る前がグッドタイミングです。

先日、難題の打ち合わせが終わった別れ際に、「どうぞよい週末を」と言いました。金曜日だったのです。すると相手の男性が会議中とは打って変わって相好を崩し、「いやぁ、明日は子どもの運動会なんですよ」とうれしそうに話してくれて、思いがけず和やかな温かい気持ちで別れることができました。

このようにあまり難しく考えず、「どうぞ楽しい休日を(週末を、お食事会を、ご旅行を)」「(休日は、旅先で)ごゆっくりなさってくださいね!」と明るく祈る気持ちを、短いひと言に託してみましょう。

(コミュニケーション塾主宰 今井 登茂子)

[日経プラスワン2012年3月17日付]

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