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「夜と雨の日は安心」は大間違い 花粉症対策のウソ

2012/3/14 日本経済新聞 プラスワン

スギ花粉が飛散するシーズンになった。ちまたには、様々な花粉症対策や花粉症に効く食べ物などの情報があふれているが、その中には間違った情報や古い情報も少なくない。花粉症対策のウソとホントについて、専門家に聞いた。

食品は安全確認

今年2月、花粉症の症状を改善するとして販売されていたハーブ「バターバー(西洋フキ)」とバターバーを含む食品に、肝障害を引き起こす疑いがあるとして、厚生労働省は消費者に摂取を控えるよう呼びかけ、事業者にも販売中止を指導した。

このように、花粉症に効くとされているものには、落とし穴が潜む場合がある。ハーブやサプリメントを飲む場合は、厚労省などの情報サイトで安全性の確認をした方がいい。

一般に花粉症に良いとされる食べ物や飲み物は、本当に効果があるのだろうか。花粉症治療やセルフケアにも詳しい日本医科大学の大久保公裕教授は、「食品の中には、花粉症の症状を抑えるというデータがあるものもある。だが、期待できる効果は薬の半分以下。症状の軽い人向きだ」と話す。

食品で効果が検証されている代表例は、免疫の調節に関わる乳酸菌と、抗酸化作用を持つポリフェノールを含み、炎症を抑える効果が期待される食べ物。乳酸菌でも種類によって効果が異なるので、花粉症に対する効果が検証されているものを選ぶ必要がある。

大量飛散した昨年に比べ、今年は飛散量が少なくなりそうなので、症状が軽くて済むと期待する人もいる。「確かに花粉が多く飛ぶ日は減り、ひどい症状の日は少なくなる可能性はあるが、ずっと症状が軽いわけではない」と大久保教授は注意を促す。

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