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かくれ肥満の発見も 進化する体重計の実力 「体組成計」の上手な使い方

2012/2/2 日本経済新聞 プラスワン

最近、体重計の進歩が著しい。体重計に乗るだけで体重や体脂肪率はもちろん、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、推定骨量など、体のいろいろなデータを表示する体組成計が登場している。しかし、情報が豊富になるほど、利用者にはデータを読み取る力が必要になってくる。体組成計は健康管理にどう役立つのか、専門家に聞いた。

糖尿病および生活習慣病の臨床研究に長年携わってきたタニタ体重科学研究所の池田義雄所長は、家庭の健康管理の基本はやはり体重測定だと話す。加齢による体重増加を防ぐことは、生活習慣病予防になる。また、短期間の体重変化は重要な病気のサインともなる。

その上で、体組成計の利用について池田所長は「技術の進歩で体のさまざまな状態を数値で表示できるようになった。数字の意味をしっかり理解していれば、自分の体の状態や目標に合わせた健康管理を行える」と話す。

例えば、体の脂肪には皮下脂肪と内臓の周りにつく内臓脂肪がある。内臓脂肪の過剰な蓄積がもたらすのが、いわゆるメタボリック症候群で、糖尿病、高血圧、動脈硬化性疾患のリスクを高める。戦後、30代、40代で糖尿病を発症する男性が増えているが、その原因の一つが男性に多い内臓脂肪型肥満。さらに太って見えないのに内臓脂肪が蓄積している「かくれ肥満」も要注意だ。

ダイエット確認

体組成計では、全身の体脂肪率の他、内臓脂肪レベルを表示するので、内臓脂肪を減らすことを目的とした健康管理を目指すこともできる。

逆に最近、20代女性で問題になっているのは間違ったダイエットによる健康障害だ。女性では体脂肪率が標準値を大きく下回ると月経異常などの原因にもなる。健康的なダイエットを確認するためにも体組成計を役立てたい。

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