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危ない睡眠に気をつけて 慢性不眠、糖尿病の前兆も

2012/1/17 日本経済新聞 朝刊

 日本人の5人に1人が睡眠の悩みを抱えているという。不眠症や過眠症といった眠りに関する病気は約80種類もある。なかには体からSOSのサインが出ているものもあり、要注意。放っておくと危ない睡眠の見分け方をまとめた。

大きく分けて3タイプ

 睡眠障害は大きく3タイプに分かれる。まず、昼間に強い睡魔に襲われる「過眠症」。睡眠時間を十分とっているにもかかわらず、車の運転中や仕事中に耐え難いほど眠くなる。過眠症をもたらす代表格が「睡眠時無呼吸症候群」。睡眠中に10秒以上続く呼吸停止が1時間に5回以上あると、この病気の可能性が高い。低酸素状態が続くことで、高血圧や脳卒中、心疾患など様々な合併症も引き起こす。大きないびきをかくのが特徴だ。

 過眠には「服用している薬の副作用が影響している場合もある」と大阪回生病院睡眠医療センターの谷口充孝部長は指摘する。特に、風邪薬や花粉症の治療薬などに含まれる抗ヒスタミン剤は飲むと強い眠気に襲われる。就寝前に飲んだ薬の副作用が朝になっても残る場合がある。

 2つ目は不眠症で、患者数が最も多い。単なる寝不足と軽くみがちだが、慢性的な睡眠不足は生活習慣病が原因の可能性がある。特に怖いのが糖尿病で、睡眠外来のある阪南病院の黒田健治院長は「糖尿病患者には、不眠症も過眠症も多い」という。

 糖尿病になると「むずむず脚症候群」になることもある。寝床に就くと足に虫がはうような感じになり目覚めてしまう症状は糖尿病の初期段階に出やすい。足がしびれたりこむら返りが頻繁に起こったりする。

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