電気使わずガスで料理

コンロに付いてるグリルも魚を焼くだけではもったいない。グリルは庫内が小さくじか火なので数分で300度の高温になる。トースターが200~300度、オーブンでも300度までしか上がらないので、手早く豪快に作りたいときにグリルは便利だ。

「特に両面焼きだと2分かからず300度以上になるので、大半の料理が10分程度で調理できる」(小西さん)。400グラムのブロック肉が7分で立派なローストビーフに焼き上がる。生地から焼き上げるピザは5~6分だ。

揚げ物の再加熱もできる。カキフライ、とんかつ、コロッケ、春巻き、カレーパン、たい焼きまで、2~3分の加熱で電子レンジより表面がカリッと香ばしく仕上がる。

ガスを多用すればガス代が気になる。節約するには、鍋の水滴を拭き取ってからコンロにかけたり、平たい底の鍋を使用したり、炎が鍋底からはみ出さないよう火加減を調節したりするといい。財団法人省エネルギーセンターによると水1リットルを1日3回沸騰させる際、強火から中火にすると年間約400円の節約になるという。

◇            ◇

「鍋やフライパンの厚みも影響する」というのは、節約アドバイザーの矢野きくのさん。時間をかけて煮込むなら保温性の高い厚手の鍋、さっと湯を沸かす程度なら薄手の鍋がいい。「小さめに切った食材を薄手の鍋でゆで、早めに火を消し、蓋をしたまま保温調理を」。煮込み料理では圧力鍋や保温調理鍋を使うと、火にかける時間が短くて済む。

「時間もガス代も節約できる同時調理もお勧め」(滝村さん)。パスタをゆでながら、味噌こしに野菜を入れてゆでる。茶わん蒸しを作りながら、落とし蓋の下で卵をゆでるなど、様々な同時調理が可能だ。

節電が気になる今冬、ガスコンロやグリルを上手に使っておいしい生活を彩りたい。

(福沢淳子)

[日経プラスワン2012年1月14日付]

注目記事
今こそ始める学び特集