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達人に聞く「銀ブラ」の極意 路地裏で神社めぐり 銀座学「ぎんざにふくかぜ」社会人講師の佐藤厚行さん

2012/1/11 日本経済新聞 朝刊

佐藤厚行さん

銀ブラの言葉の由来は何か。辞書には「銀座通りをぶらぶらと歩くこと」とあるが、大正初期の慶応大学の学生による新語で、「大学のある三田から歩いて銀座のカフェーパウリスタにブラジルコーヒーを飲みに行くこと」からきている。菊池寛ら大正の文豪が愛した同店は昨年、創業100年を迎えた。スタンプカードの「銀ブラ証明書」をもらえる。

新春の銀ブラには銀座八丁神社めぐりがうってつけ。非公開の2つをのぞいた9つをゆっくり回っても所要時間は2時間ほどだ。ビルの谷間や路地裏のほか、デパートなどの屋上に鎮座するのは銀座たるゆえん。「土地の高度利用化のお手本みたいなもの」と佐藤さんは説明する。

中でも縁結びで知られる7丁目の豊岩稲荷神社の参拝では、とっておきの楽しみがあるとか。薄暗い蛍光灯の狭い路地の奥に進むと「通り抜けできます」の看板と、すりガラスの自動ドア。横切るその先はなんと、喫茶店の明るい店内だ。向こう側の自動ドアを開けると再び路地が伸び、別の通りに出られる。江戸時代の町割の基盤を使ったからくりの遊び心に興奮すること請け合いだ。

「銀座は歩いて良さの分かる街」と佐藤さん。出来ればおしゃれをして出掛けてほしいと話していた。

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佐藤厚行さんのプロフィール
○会社経営から退いた後、本格的な銀座探求に取り組む
○2012年度から通信制の放送大学で銀座学を開講

[日本経済新聞朝刊2012年1月7日付]

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