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ポッコリおなかの原因と美腹のポイント 筋肉鍛え、姿勢正しく

2012/1/12 日本経済新聞 プラスワン

クリスマスから新年にかけ、ごちそうを囲む機会が増えた人も多いだろう。「新年だから」と食べ、飲み、のんびり過ごしているうち、ベルトがきつくなったと感じてはいないだろうか。太ると気になるのがおなか周り。脂肪だけでなく筋力低下や姿勢の悪さでたるんでみえることも。ぽっこりおなかの原因と、美腹のポイントについて専門家に聞いた。

太鼓腹、三段腹にビール腹……。かっぷくの良いおなかを表現する日本語は多いように、おなかが出っ張って見える原因も様々だ。

内臓脂肪に注意

平塚胃腸病院付属池袋藤久ビルクリニック(東京都豊島区)の高橋秀理所長にぽっこりおなかをタイプ別に教えてもらった。

よくあるのが、脂肪で膨らんでいるタイプ。腹部をつまむと、皮膚と腹筋の間に軟らかい脂肪がある。これは皮下脂肪といい、胃腸、肝臓や子宮など大切な内臓を温かく保ち、外傷から守る役割を果たしている。一定の皮下脂肪は生命を維持する上で不可欠だが、注意したいのは肝臓などの臓器の周りに直接つく内臓脂肪。おなかに詰まった脂肪が内側からおなかを膨らませているので、皮下脂肪のようにプヨプヨせず、逆に張りがあるのが特徴。

腹囲の基準、男性85センチ、女性90センチを超えたら生活習慣の改善を目指す必要がある。脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高める「不健康の代名詞」(高橋所長)。だが、内臓脂肪は皮下脂肪より燃焼しやすい傾向にあるので「生活の禁欲的節制で効率的に腹をへこませることが可能」(高橋所長)。

やせているのに、腹だけ出ている人もいる。考えられる理由は、筋肉の減少による内臓下垂。腹筋が減り、内臓を外から押さえる力が弱まると、腹部がポコッと出てしまう。胃下垂だと下腹部がさらに目立つ。

手足はやせているのに、おなかだけ出ている人は、筋肉の減少により基礎代謝が減り、普通に食べても脂肪が燃焼しきれない場合もある。食生活を考え直すとともに、「腹筋・背筋などを鍛えることで軽減される可能性が高い」(高橋所長)という。

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