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北九州 工場見学にいらっしゃい、幻想的な夜景ツアー

2012/1/7 日本経済新聞 夕刊

旧門司三井倶楽部は往時のにぎわいを感じさせる洋館

夜の工場群は幻想的でさえある。湾から工場夜景を眺めるツアーはすぐ申し込みが埋まる。北九州市、川崎市、北海道室蘭市、三重県四日市市の4都市が集まり「全国工場夜景サミット」を開くなど、魅力を全国に発信する試みも始まった。

北九州市の産業史の原点といえるのが、関門海峡に面した門司港の開港だろう。石炭など主要品目の特別輸出港に指定されたのが1889年。以来、大陸への玄関口の役割を果たしてきた。門司港レトロ地区には、往時のにぎわいを示す建築が並ぶ。

三井物産門司支店の社交クラブだった旧門司三井倶楽部はいま、国の重要文化財になっている。いかにも大正年代の建築物らしい壮麗な洋館だ。日本資本主義の黎明(れいめい)期の息吹を感じるとともに、北九州市の歴史の奥深さを再認識した。

(編集委員 橋本隆祐)

<旅支度>関門海峡の海の幸、美味
工場見学など産業観光は様々な制約を伴う。ツアー以外なら事前の予約が不可欠。工場内での飲食や喫煙も禁じられ、写真撮影もできないことが多い。十分な下調べが欠かせない。小倉駅からはどの工場も比較的近い場所にある。門司港までは電車で約15分。
北九州は産業だけでなく、食べ物も豊富だ。関門海峡の速い海流に育まれたタコなど海の食材のほか、合馬地区のタケノコも有名だ。観光ガイドなど問い合わせは北九州市観光情報コーナー(電話093・541・4189)。

[日本経済新聞夕刊2012年1月4日付]

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