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風邪にかかりやすい生活習慣 こんな人は要注意

2011/12/16 日本経済新聞 プラスワン

暖かかった11月が過ぎ、急に冷え込んで来た。例年インフルエンザも増え始める時期だ。風邪やインフルエンザにかからないための生活習慣や、悪化させないためのひき始めの留意点について専門家に聞いた。

国立感染症研究所の調査によると、インフルエンザの発症は12月から増え始め、1~2月にピークを迎える。なぜこの時期に風邪が流行するのか。

それは、風邪やインフルエンザの原因になるウイルスの“動き”が関係する。ウイルスの多くは気温が15℃以下になると活発に働く。さらに、湿度が下がれば下がるほど、空気中に漂う時間が長くなる。冬は温度も湿度も下がるため、感染しやすくなるのだ。

そんな時期でも、風邪やインフルエンザにかからないための対応策はある。それにはまず感染経路を知り、それに合った対策をとりたい。

主な感染経路は、感染者のせきやくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込む「飛沫感染」と、飛沫が付いた物に触れた手を口元などに持っていくことで感染する「接触感染」だ。

「飛沫感染を防ぐには、人ごみを避けて、感染者の近くにいる時間を減らすことが大切」と日本感染症学会認定感染症指導医で順天堂大学医学部の内藤俊夫准教授は言う。こまめに部屋の換気をするのもいい。

マスクは鼻やのどの粘膜の乾燥を防ぐので、ある程度効果があるが、過信は禁物だ。「マスクがウイルスを遮断すると考えている人も多いようだが、空気中に漂うウイルスを含んだ細かい飛沫は、マスクを通過する。ただし、感染者のくしゃみやせきなどで出る大きな飛沫をとらえ、空気中に漂うのを防ぐにはマスクが有効なので、感染者にはマスクを着用してほしい」と内藤准教授は助言する。

飛沫感染よりも防ぎやすいのが、接触感染だ。効果が高く励行しやすいのは、手洗いとうがい。「つり革や手すり、エレベーターのボタンだけでなく、共用のパソコンなど、不特定多数の人が触れる可能性があるものには飛沫が付いている可能性がある。こまめな手洗いを習慣にしてほしい」と内藤准教授。

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