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最近のお土産、おいしくなってる? 道の駅や空港に新顔続々 エコノ探偵団

2011/11/21 日本経済新聞 プラスワン

「好みは人それぞれ。判断は異なるかもしれないけれど、品質を高める取り組みは昔より必要になっています」。明日香は事務所で報告した。

「お土産です」。明日香が渡したのは神戸の新顔スイーツ。「今回の出張先は別の場所だったろ?」。所長の言葉に「私が好きなのでネットで買いました」

<市民マラソンでPR>名産品、補給所やゴールに

大阪マラソンでは、地元商店の和菓子など様々な食べ物が走る選手に提供された

マラソン大会が土産物をPRする場にもなっている。フルマラソンならトップ選手でも2時間台、一般の人は4時間を切ることが目標という長丁場。ランナーは走っている最中にも水分や食べ物をとる。そこで、自治体などの主催者はコースの給水、栄養補給ポイントやゴールに土産物を置き、試してもらうわけだ。

今年初開催の「大阪マラソン」では、いなりずしや地元企業のまんじゅうなどが並んだ。よりPR色を強めた大会もある。千葉県富里市の「富里スイカロードレース」は名産のスイカを食べながら走る。山梨県甲州市の「甲州フルーツマラソン」でゴールに待つのは地元のブドウやワインだ。

マラソン大会は全国からランナーが集まり、街のホテルや飲食店がにぎわうという経済効果が見込める。加えて、地元の土産物を広く知ってもらえれば、自治体などには一石二鳥。もっとも、国内だけで1000を超す大会があるといわれており、存在感を示すのは難しくなっている。

英語で土産物を示す「スーベニア」という単語には「思い出」という意味もある。大会と土産物を記憶してもらうためには、知恵が求められる。

(畠山周平)

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