愛知・南知多温泉郷 海辺の湯で幕末しのぶ

日帰り入浴が楽しめる「白砂の湯」

知多半島先端の南知多町は、秋になるとフグが人気。10月から翌年3月まではフグを食べに来る人でにぎわう。

フグ料理は、テッサ、テッチリなどとも呼ばれる。フグは毒性をもっているところから隠語をテッポウ(鉄砲)といい、それを略した呼び名だ。土地によってはフクと濁らない。

内海は唐人お吉の故郷

内海川に沿って千鳥ヶ浜へ開けた内海は港町。今は小さな港だが、かつては栄えたところなので、古い町並みや船主の繁栄を伝える屋敷跡、古寺などが点在し、歴史散策が楽しめる。内海川の河口近くには、「唐人お吉の出生地跡」があった。お吉は船大工の娘として内海に生まれたが、早くから静岡県下田へ移り、芸妓に出て、幕末に来航したハリスに仕えた。日帰り入浴施設「白砂の湯」前にはお吉の像が立っている。向かいの石段を上がった西岸寺の墓地には、「唐人お吉先祖の墓」があった。

昼食に「ホテル魚半日吉苑」を訪ねた。食事処兼温泉宿だ。「祖父の半七郎が魚屋で、魚半が屋号でした」という。1982年に食事処を開き、さらに旅館も併設したが名称はそのまま受けついだと、当主の日比健太郎さん。魚市場の鑑札を所持しているので、豊浜の魚市場から新鮮な魚介類を直接仕入れることができる。したがってメニューも豊富だ。

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