扱う医療機関少なく

小児の睡眠時無呼吸症候群は2005年改訂の国際睡眠障害分類第2版で初めて独立した疾患となり、診断基準が示された。

千葉伸太郎・慈恵医大耳鼻咽喉科講師によると、扁桃腺や咽頭扁桃の肥大、アレルギー性鼻炎などで気道が狭まるのが主な原因だ。「イビキや荒い寝息は重要なサイン。何度も目覚めたり、口呼吸や頻繁な寝返りをしたりすることもある。日中の症状では、成人に多い居眠りより、注意散漫や粗暴な行動などの特徴がある」

我が子が睡眠時無呼吸症候群ではないか、と疑った場合、どこで検査や治療を受ければいいのか。

現状では、小児の睡眠時無呼吸症候群を扱う医療機関は極めて少なく、成人を診る施設や小児専門病院で相談するしかない。

医師や患者団体、医療関連メーカーなどが、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療の促進を目指してつくる「グリーンピロー・SAS広報委員会」がホームページ(http://www.greenpillow.jp/hospital/)で治療、検査を受けられる医療機関を紹介。日本睡眠学会もホームページ(http://www.jssr.jp/data/list.html)で学会の認定施設と認定医などのリストを公開しており、近くの医療機関を知る手掛かりとなる。

また、日本学校保健会は09年、小児の睡眠時無呼吸症候群を分かりやすく解説した学校関係者向けの啓発冊子を作成し、全国約3600の公立校に配布、内容をホームページ(http://www.hokenkai.or.jp/mukokyu/090202.pdf)にも掲載している。

(安西明秀、編集委員 木村彰)

[日本経済新聞夕刊2011年10月27日付]

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